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飛行機の洗浄方法は手洗いだった!出発する前の点検整備はどのように行っている?

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飛行場で見かける飛行機はどれもピカピカに磨かれて青空に良く映えます。

大きさは色々ある飛行機ですが、最も大きなジャンボジェットと呼ばれるボーイング機などのものになると前方は二階建てになっており、全長約75メートル、全幅約68メートル、高さ約19メートルにもなります。

雨風の中を飛び続ける飛行機ですが、ふと思い出してみてください。空港で見かける機体の中で汚れが目立つものを見かけた事がある人は居ないのではないでしょうか?

それもそのはずです、どんなに大きなジャンボジェットでも必ず1ヶ月から2ヶ月に1回綺麗に全体を洗浄しているからなのです。飛行機の洗浄方法や点検整備について解説していきます。

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飛行機の洗浄方法は「手洗い」だった!

あのように大きな機体の洗浄方法は、意外にも手洗いなのです。

機械で一気に洗ってしまった方が、手間も時間もかからないような気がしますがどうして手洗いをするのでしょうか。

まず、手洗いが必要な理由として飛行機は大変精密に出来ているものだからです。機械で洗ってしまうと細部に万が一不具合や塗装、ネジなどのゆるみがあったとしても発見する事が出来ませんよね。

しかし、手洗いで綺麗に洗い上げる事で細部の不具合を発見出来る可能性が増えます。また、機械で洗ってしまう事で万が一飛行機を傷つけた事に気がつかないという事も防げます。

手洗いのやり方

細かな洗浄方法としては、水がかかってはいけないエンジン部分などにはしっかりと防水のためにシートをはったり、ビニールなどで覆いをつけます。

その後、汚れが落ち易くなるスプレーなどを吹き付けてしばらく時間を置いたら、高圧の水流が出るホースなどから水を流して汚れを流します。さらに大型のモップのようなもので、汚れが酷い部分や落ちにくい所はしっかりと擦る場合もあります。

しかし、御存知の通り飛行機は非常に大きく、大型の飛行機の場合は20人掛かりで4時間もかかります。使用する水も場合によっては20トンを越える事もあるのです!

なので、最近では飛行機の大きさをインプットした特殊な機械で洗う事もあります。ただ機械で洗うと細部まで研く事が出来ず、最終的には人の手を必要とします。ふと考えると、自動車ですら基本は手洗いですし、飛行機が手洗いなのは当然かもしれませんね。

飛行機の点検整備はどうしているの?

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飛行機は長い距離の移動では無くてはならない存在になっています。

飛行機は故障等のトラブルが発生すると多くの人の命を奪う事故に繋がってしまうので、安全のためにしっかり整備をしなければいけません。そこで、出発前にどのように点検整備を行っているかを見ていきます。

飛行機の整備時間、安全点検

着陸してから次の出発までの時間は国際線では2時間、国内線では45分しかなく、この限られた時間の中で行う必要があります。

飛行機の整備は飛行時間や飛行回数によって「T・A・C・M」の4つに分けることができ、到着してから出発するまでの点検整備をT整備と言います。最も短時間で毎回行う整備ですが、決して手を抜いているわけではありません。整備士たちがちょっとした異変も見逃さないようにチェックしています。

具体的には外観点検をして異変を見つけた箇所や、機長や客室業務員が見つけた箇所もしっかり整備してから出発します。

  • T整備…飛行機が到着してから次の目的地に出発するまでの間に行う整備
  • A整備…約300時間飛行したとき(約1ヵ月)、その飛行機が最終便で到着してから始発便で出発するまでの時間で行う整備
  • C整備…約1年ごとに行われ、7日から10日をかけて、機体構造の点検を含む整備
  • M整備…20日から長いものでは約2ヵ月をかけて、詳細な機体構造検査や各系統の整備、改修を行い、最後に、防錆処置、再塗装を施す整備

出典:JAL - 航空豆知識 https://www.jal.co.jp/entertainment/knowledge/agora20.html

整備の時間がかかってしまい、出発時間が遅れる場合がありますが、それは仕方がないことだと思った方が良いでしょう。急いでいる人もいるかと思われますが、安全に利用者を目的地に送り届けることが1番大事なポイントなので、問題があるのに出発することはできません!

日本の飛行機は安全?

日本の航空会社の整備士は技術力も高いですし、ちょっとした異変も見逃さないので本当に信頼することができます。

日本が他の国と比較して明らかに安全だと評価されていますが、その要因として整備士の存在が大きいと言うことができます。安心して利用することができているのはパイロットや客室業務員だけでなく、裏方で働いている整備士のおかげでもあります。

近年、格安航空の人気が高くなっていますが、その航空会社の点検整備は不十分でないのかを確認した上で利用することが求められます。費用を安く抑えたいというのは当然かもしれませんが、事故が起こってからでは遅いことを認識してください。

とはいえ、格安航空が安い理由は機内食カットなどのコスト削減が理由なので、整備の手抜きをしているわけではありません。一度でも整備不良で墜落してしまえば、その航空会社は即倒産の危機ですからね!

しかし、安全性は値段には変えられないほど大事なことと言えるでしょう。

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