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蛍光灯は規制される?されない?2020年の製造禁止はデマなのか

投稿日:2015年12月6日 更新日:

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白熱灯・蛍光灯製造中止に関して、様々な意見が飛び交っています。

12月2日の日本照明工業会は、"2020年に白熱灯・蛍光灯が実質的に製造禁止になることはありません"との説明をしていますが、実際のところはどうなのでしょうか。

各報道から製造禁止についての見解の違いや、結局どうなるか?ということをまとめてみました。

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蛍光灯は実質製造禁止になる?

11月26日の報道では、照明の省エネ基準が強化されて蛍光灯が実質製造禁止になるということでした。

そこで、各マスコミの報道による蛍光灯規制についてまとめてみました。

甘利経済再生相は同日の記者会見で「禁止政策ではないが、事実上なくなるという結果になるのではないか」との見方を示しています(読売新聞)。

また同日、「2020年までに新築戸建住宅の過半数をゼロエネルギー住宅化する」という省エネ計画を策定することを政府は決めています(産経新聞)。

さらに11月27日の官民対話で安倍首相は、「トップランナー制度の対象に来年度から白熱灯を加える」と正式に表明しています(朝日新聞)。

これらの報道が全て誤報ということは考えにくいのです。また、国連で採択された水俣条約によって、国際的に蛍光灯が規制されていくということは事実と言えます。

ちなみに、日本では既に白熱灯を製造しているメーカーは存在していません。大手電機メーカーのパナソニックも2019年には蛍光灯の生産から完全撤退し、全照明をLED化するとしています。

"製造禁止"という表現の仕方による違い

一般社団法人 日本照明工業会の説明によると、以下のようになっています。

2020年に白熱灯(白熱電球)、蛍光灯(蛍光ランプ)製造が禁止されることはありません。
 
最近、新聞、テレビ等で白熱電球や蛍光ランプが2020年をめどに実質製造禁止となるという報道がなされ、各方面からのお問い合わせが殺到しておりますので、当工業会が経済産業省に確認した内容をご説明致します。
 
エネルギー消費効率の高い製品の普及促進をめざし、製造事業者等に機器等のエネルギー消費効率の向上努力を求めているトップランナー制度に関して、照明製品を一本化した新たなトップランナー制度の導入検討がこれから開始されますが、これは2020年に白熱灯(白熱電球)、蛍光灯(蛍光ランプ)の製造を禁止するものではないとのご回答をいただきました。
 
蛍光灯製造に関するマスコミ報道に対するご説明
http://www.jlma.or.jp/information/20151202keikouhoudou.pdf

経済産業省に確認したとのことなので、この説明に間違いはないでしょう。

ただ気になるのは"製造を禁止するものではない"という言い方ですね。これはあくまで省エネ政策の一環なので、蛍光灯を規制するための政策ではないという意味にもとれます。

つまり、「法律で禁止にするわけではないが、実質的に製造・輸入が出来なくなる可能性はゼロではない」ということです。

どちらにしても蛍光灯が規制されることは事実ですが、製造禁止とされるかどうかはこれから次第といったところでしょうか。

また、トップランナー制度についての具体的な内容は一切決まっていないとのことなので、蛍光灯の製造・輸入に関しては例外措置がとられる可能性は十分にあります。

白熱灯に関しても「ヒヨコ電球」のような熱の発生が必要な場面があるため、照明器具ではないとして販売されることもあるかもしれません。これは電気エネルギーを熱として発散されるように開発されたものであり、LEDでは対応不可能なところと言えますね。

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【2020年に蛍光灯製造禁止となる理由。LEDの問題点やデメリットとは?】

まとめ

白熱灯や蛍光灯が完全にゼロになることによる弊害が多いため、ある程度は規制されても完全に禁止とされることはないのでは…と個人的には考えています。

最初に厳しい条件を提示して後から緩和した政策を行うということや、数年先延ばしにするということもよくあります。

また、今の蛍光灯はかなり高スペックになっていますがLEDの開発もどんどん進んでいますので、省エネ法の改正がなくてもいずれは自動的にLED化していくでしょうね。

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