「現世とは別の世界がある」という考え方は古今東西、あらゆる世界に存在している思想です。
日本では極楽浄土といった考え方がありますし、キリスト教では死後、神の御許に行くことが出来るものとして考えられています。
そしてこうした異世界に行く方法というのは日本の都市伝説でもよく取りざたされており、その代表格となるのがエレベーターを使った方法です。様々な異世界に行く方法が伝えられる中、成功が少し難しそうだけど本当にヤバそうな「エレベーター」についてご紹介します。
エレベーターで異世界に行く方法
具体的な方法としてはまず、10階以上のフロアに行けるエレベーターに乗ります。
次に階数のボタンを押して、4階、2階、6階、2階、10階と移動しましょう。
この移動中に誰かが乗ってきた場合には "失敗" となりますので最初からやり直さなくてはなりません。しかし、もし成功したのであれば次はそのまま5階に行ってください。
5階に到着すると、エレベーターには若い女性が乗ってきます。あとは1階を押すのですが、そうすると本来であれば降りていくはずが、10階を目指して上に上がっていくのです。
もし異世界に行きたくないのであれば、ここで別の階を押さなくてはなりません。別の階を押せば儀式は全て中止されて、異世界に行かなくて済みます。しかし、どこにも行こうとせず10階に到着した場合、そこはもう異世界になっているのです。
まとめると・・・。
- 10階以上あるエレベーターに乗る
- 4階→2階→6階→2階→10階の順番で移動する
- その間に誰も乗らなければ5階に移動する
- 若い女性が乗ってくるので、1階のボタンを押すとなぜか10階に辿り着く(終)
ですが、ただエレベーターに乗っているだけで異世界に行けるとすれば、どうやってその成功を判断すれば良いのか分からないでしょう。そこで異世界に正しく行けたかを確認する方法があります。
エレベーターで異世界に行く方法が成功したか確認する方法
ただ一つ確かめる方法とは、「異世界には誰もいない」ということです。
もし自分が本当に良世界に行ったのであれば、そこはもう誰もいない空間が広がっているはずです。異世界に行った後はどのような世界が待っているのか、また自分がこの世界から消えた後どうなるのか、それはまだ明らかになっていません。
行方不明者として扱われて見つからずに終わりとすることもありますし、また「そもそもそんな人はいなかった」として、この世界の全ての人の記憶が書き変わるとも言われています。
恐ろしいのが後者の方で、例えば昨日まで仲の良かった誰かがいなくなったとしても、自分はいなくなったことに気づけないのです。自分がこの都市伝説を試して異世界に行った場合も同じで、自分の友人や知人、恋人、家族・・・誰の記憶からも消えてしまい、行方不明にもならないまま消えていくことになります。
もちろん、都市伝説の大半はジョークのような話であり、事実無根のものでしょう。しかしもし仮に記憶から消えてしまうのだとすれば、この都市伝説の被害者がいないのは当然の話です。
5階で若い女性が乗ってこなければ成功しない方法ではありますが、もし成功してしまうと何よりも危険な都市伝説、それが「エレベーターで異世界に行く方法」だと言えます。