「フリーメイソン」という組織について語られるとき、必ずついて回るのが真偽の怪しい「都市伝説」です。今やフリーメイソンという言葉を有名です。
しかし、実際のところフリーメイソンが何なのか、あまり知らない方も多いんですよね。
これは架空の組織ではなく、本社をイギリスに持つ実在する組織になります。
さらに世界的な秘密結社として有名なフリーメイソンについて調べていると、「イルミナティ」という言葉を度々耳にすることでしょう。どちらも都市伝説や陰謀論の世界でよく名前を聞く組織ですが、両者を混同する例もあるようです。
- フリーメイソンとイルミナティはどういう違いがあるのか
- フリーメイソンの都市伝説(666)について
- エヴァンゲリオンとの関連性
について、今回は詳しく解説したいと思います。
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フリーメイソンとイルミナティの違いとは?
フリーメイソンとイルミナティの違いは、それぞれの起源を知ることでわかります。
フリーメイソンの起源
フリーメイソンはそもそもの起源ははっきりとしていませんが、中世ヨーロッパの石工職人の組合がそのはじまりだったと言われています。現在で言えば大工さんの集まりですね。
当時のヨーロッパでは戦いが絶えず、戦争が起きるたびにお城をはじめとした建築物が破壊される時代でした。
そのたびに建築物を建て直す必要があり、そのため王様ですら建築技術を持った彼らを軽んじることはできませんでした。彼らの機嫌を損ねれば都市を作ることができず、ひいては国も作れなくなってしまうから。
そこで国は免税といった優遇措置や特権を彼らに与えることになります。
また、石工職人たちの代表ともなれば国の都市計画そのものに関与するなど、現代で言えば首相クラスの扱いを受けるようになりました。
やがて彼らは石工職人ではなく、貴族や知識人といった人たちで占められるようになり、現代に続く友愛団体へと変貌を遂げます。とはいえ、今でも石工時代の名残があり、石工職人がほぼ男性のみだったことから入会できるのは男性限定となっています。
引用:http://nagomicreation.web.fc2.com/share/img/freemeison/freemeison_hukurou.png
↑のシンボルマークは定規にコンパスをかけ合わせたものですが、これも石工の道具だったことが起源です。
自由・平等・友愛・寛容・人道を基本理念とし、イギリスから商業的、政治的なつながりを経て世界中に組織が広まっていきました。
イルミナティの歴史
一方でイルミナティの歴史はもっと浅く、1776年に哲学者アダム・ヴァイスハオプトが作った啓蒙思想を主体とする組織が起源です。
科学的な考え方を重視し、迷信や偏見、宗教的な影響力を排除したり、国家権力の乱用を食い止めたり、女性に対する教育や性の平等を支援することを目的としたんですね。
このため組織としてフリーメイソンとの直接的なつながりはほとんどありません。しかし、ヴァイスハオプト自身もフリーメイソンの理念に共感し入会するなど、両組織に入っている人は少なくないと言われます。
このように、フリーメイソンとイルミナティは成り立ちも基本理念も違う組織です。
ただし、結果的に両方ともに社会的地位の高い人たちがこぞって参加したことから、やがて世界を裏から支配する組織という評判がついて回るようになりました。
歴史的な事件の裏側にはいずれかの組織が関与していたとする説が流布され、こうした話題を取り上げた書籍やテレビ番組などは日本でも高い人気を誇っているのです。
フリーメイソンの都市伝説「666」とは?
次に都市伝説の一つとして「666」という数字があります。
一見意味がわからない数字のように感じますが、「666」の数字というのは新約聖書の『ヨハネの黙示録』に出てくるもので、獣の数字であるとされています。
聖書には獣の数字について「手か額に刻印を押させて、この刻印のある者でないと物を買うことも売ることもできないようになった」ということが書かれています。
実際、 "獣の数字" には現実の社会における管理社会のことを指しているという説があり、国民を番号で管理するマイナンバー制度、インターネットを利用させることで管理するといったことが語られていると言われています。
実は「666」という数字は現代社会のさまざまな場面でも登場しており、とても不吉であるのが特徴です。そして不吉であるがゆえに、それが一部の人間たちが意図したものなのではないかという都市伝説があるのです。
例えば、日本に流通しているお金(コイン)を1円玉から500円玉まで足していくと、666になります。
1+5+10+50+100+500=666
この計算結果も偶然と行ってしまえばそれまでですが、どこか得体の知れない不気味さが漂っているものです。
また、紙幣に関しては、1000円札と2000円札と5000円札と10,000円札がありますが、すべて足すと180,000円になります。
18という数字は一見「獣の数字」とは関係ないように見えますが、0はないものと考えた場合「18」となり、これは3つの6を足した数字である…ということで、これもある意味獣の数字(666)を表していることになるのです。
つまり都市伝説の世界では、666と18は同じ意味を持つ数字であるわけです。そしてこの18という数字は、過去に大地震が発生した日付を足すと出る答えの数字でもあります。
- 東日本大震災(2011年3月11日)
2+0+1+1+3+11=18- 阪神・淡路大震災(1995年1月17日)
1+17=18- パキスタン地震(2005年10月8日)
10+8=18- 青海地震(2010年4月14日)
4+14=18- 鹿児島県北西部地震(1997年5月13日)
5+13=18- 大分県西部地震(2006年6月12日)
6+12=18- 静岡県東部地震(2011年3月15日)
3+15=18
月と日を足すと18になる場合もありますし、年から足していくことで18になるパターンもありますが、色々な大地震がこの法則に当て待っているのが不気味なところです。
世界を操る組織が、この数字に合わせて貨幣を流通させたり、地震を起こしたりしているという陰謀論があり、実際のところはどうかわかりません。
ただの噂と言ってしまえばそれまでですが、近年発生した災害で当てはまっているのも事実で、なかなか軽視できないところが気持ちの悪いところです・・・。
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人気アニメ『エヴァンゲリオン』にもフリーメイソンが関与している?
著作者:okudaao_photo
さらに国民的アニメであるエヴァンゲリオンにも、フリーメイソンが関与しているという噂があります。
エヴァンゲリオンが好きな方々にとって、登場キャラクター達に様々な意味が込められていることは有名な話かもしれません。
例えば、それぞれの名前に「軍艦」に由来する名前が使用されていたり、特定の意味をアナグラムしているというような話を聞いたことはないでしょうか。
- 綾波レイ…初代神風型駆逐艦「あやなみ」
- 惣流・アスカ・ラングレー…海上自衛隊の試験艦「あすか」
- 葛城ミサト…大日本帝国海軍航空母艦「葛城」
などなど…。
他にも多くの名前が軍艦や海軍関連から採用されており、監督の庵野秀明さんが戦艦マニアであることからこれらは事実です。
しかし、中にはキャラクターの名前がフリーメイソンとの関係をあらわしているという都市伝説もあるのです。
主人公の名前はフリーメイソンを意味する?
例えば、キャラクターの名前と軍艦に関連があるように、主人公の名前がフリーメイソンを表しているとのことです。
主人公の名前は「碇シンジ」
母親は「碇ユイ」
父親の「六分儀ゲンドウ」です。
普通に考えると、船の碇(イカリ)から付けていると考えるかもしれませんが、本当は違うのではないかと考察されることもよくあるのです。
まず、名字の「碇」という言葉を2つに分けると「石」と「定」(=定規)になります。そして、父親である六分儀ゲンドウの「六分儀」とは「コンパス」を表す言葉です。
石・定規・コンパスは、フリーメイソンに強く関連する言葉ですよね?
フリーメイソンは「石工職人の集団」が起源にあるとされ、さきほど上げた画像の通り、シンボルマークには定規とコンパスが刻まれていることからもわかります。
ここまでで登場した3つのキーワードは全てフリーメイソンと合致している訳ですが、さらにフリーメイソンのシンボルマークは中央に「G」の文字が刻まれています。
このGの解釈にはいくつかの説があるようですが、「GOD」を意味しているという説があります。
GODとは「神の子イエス・キリスト」を指し、「神の子=神の児(シンジ)」という名前が二人の子供である碇シンジに採用されたという話です。
あくまでも都市伝説ではあるものの、こういった偶然の一致(必然かもしれない)が折り重なると得も言われぬ信憑性が生まれてきます。
真実はどうであったのかを知りたいという気持ちはもちろんありますが、分からないくらいの方が楽しみが合って良いと思うのは私だけでしょうか。
フリーメイソンの都市伝説まとめ
フリーメイソンの都市伝説は、ここに書ききれないくらい奥深いものです。
今回は有名な都市伝説について書いてみましたが、他にもまだまだあるので気になった方はぜひ調べてみてください。
ここまで都市伝説が揃ってくると偶然とも言いきれないような気がしますし、いくつかは「事実」も「ただの都市伝説」として収められているなんてこともあるかもしれませんね。