オカルト・都市伝説

コックリさんの遊びは本当に危険?どのような心霊現象が起こるのか

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都市伝説として伝えられる話の中にはさまざまなものがありますが、主に学生のような若い世代を中心として広まるものには遊びと関連したものも少なくありません。

そうした遊びにまつわる都市伝説の中で最も有名なものに「こっくりさん」という遊びがあります。こっくりさんは1970~1980年代ごろに全盛期を迎えた都市伝説であり、はい・いいえ、五十音と一から九までの数字、そして中央上部に鳥居を描いた専用の用紙を使って行われる物です。

こっくりさんは本当に危険なのか、こっくりさんのやり方、こっくりさんの由来、心霊現象などについて解説します。

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こっくりさんのやり方とは?

コックリさんの召喚に必要な道具は以下の通りです。

  • 鳥居と50音表を書いた白い紙
  • 10円玉(硬貨)

ここでは2~4人ほどの人間が質問者として参加し、全員が人差し指を10円玉の上に置きます。

そして用紙に描かれた鳥居の上に十円玉を動かした後に「こっくりさん、こっくりさん、おいで下さい」と唱えます。すると十円玉にこっくりさんの霊が宿り、参加者の質問に答えてくれるというものです。

質問が終わるまで参加者は決して十円玉から手を離してはならず、質問が終わった後は「こっくりさん、ありがとうございました、お帰り下さい」と唱えなくてはならないというルールもあり、このルールを守らなかった場合にはこっくりさんによって質問者が呪い殺されるとする話もあります。

最後に使用した白い紙は48枚に破り捨て、使用した硬貨も3日以内に使うようにします。

年代や地域によって多少の差はありますが、基本形はこうであり、当時は全国の学校でこっくりさん禁止令が出る社会現象にまでなりました。

こっくりさんは本当に危険?

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引用:http://ranpo.co/article/6034355055497318401

コックリさんを呼ぶと硬貨が勝手に動くというものですが、一体なぜ勝手に動くのでしょうか?その現象が起きる理由は主に3つあります。

1.狐の霊による仕業

コックリさんは漢字で "狐狗狸さん" と書くように、狐(動物)の霊や低級霊の仕業と言われるものです。

こっくりさんは元々狐の霊を呼び出すための降霊術とされているので、こちらが都市伝説や心霊現象と言われる一般的な理由と言えます。

2.潜在意識が無意識に動かしている

コックリさんの参加者が意図的に動かしているのでなければ、自分の潜在意識が言葉を選択しているとされています。

それを証明する理由として、参加者の知識にない質問に対しては答えが出なかったという検証結果もあります。参加者の誰もが知らない質問には全く答えようがないということです。

3.筋肉疲労による不覚筋動

人差し指を硬貨の上に長時間乗せていると筋肉が疲労してしまい、不覚筋動によって硬貨を動かしてしまっているというものです。

上記理由の「潜在意識」とこの「不覚筋動」の2つの要素が合わさることで、まるで本物のコックリさんが硬貨を動かしているような錯覚を引き起こしているという説がオカルトを信じていない人からの根強い意見であり、科学的検証結果とされています。

ちなみに不覚筋動とは、自分で意識しなくても筋肉が動いてしまう現象のことです。筋肉の痙攣を考えるとわかりやすいでしょう。

こっくりさんの遊びの由来とは?

そもそもコックリさんという降霊術はどこから生まれたのでしょうか。

コックリさんの起源は不明ですが、西洋の「テーブルターニング」という占い(?)から来ているとされています。日本では明治時代にアメリカの船乗りが、このテーブルターニングを披露したところから流行したという説が濃厚です。

日本ではなぜか危険な遊びとされていますが、海外では「霊の意志を表す」といういわゆるお告げのようなものだったそうです。テーブルターニングではなく降霊術の道具であるウィジャ盤も、心霊グッズではなく娯楽道具とされていたのです。

まとめ

コックリさんの指が勝手に動く現象について、霊ではなく無意識の行動の可能性があるということですが、だからといって危険ではないとは言い切れません。

なぜなら、潜在意識の動きにより自己催眠に陥ってしまう可能性があるからです。

自己催眠や自己暗示はおふざけでやるものではなく、最後の催眠解除…いわゆるありがとうございましたという行為をしなければ、精神分裂病や統合失調症などを誘発する可能性は十分に考えられるのです…。


また、現代において有名な危険な遊びの都市伝説は、こっくりさんの他に「ひとりかくれんぼ」というものもあります。

こっくりさんが複数人で遊ぶものであったのに対して、ひとりかくれんぼはその名の通り一人で行う物です。詳細な内容については省略しますが、これはぬいぐるみを鬼としたかくれんぼであり、自分が隠れている間にさまざまな怪奇現象が起きるというものです。

体験談としては「隠れている時に誰かが歩く音がした」というものや「ぬいぐるみが最初においた場所とは違うところに移動していた」といったものが多く、中には「実際に試した友人の友人が、ぬいぐるみに殺されてしまった」というものもあります。

もともと関西や四国ではメジャーな怪談であったとも伝えられていますが、全国的に広まったのは2006年以降、インターネットでひとりかくれんぼの話題が持ちあがるようになってからでしょう。

こっくりさんとひとりかくれんぼ、どちらも遊びにまつわる都市伝説としては非常に有名なものです。ただどちらも失敗すれば悲惨な末路を辿ることが共通していますから、遊び半分では試さない方が良いかもしれません。

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