「都市伝説」という存在は現代でも数え切れないほど多く伝わっており、海外でもFriend of a friend、略してFOAFとして存在しています。
Friend of a friendというのは「友達の友達」という意味ですから、日本でよくある「友達の友達が実際に体験した話なんだけど」という、よくある話の切り口とも共通していると言えるでしょう。
しかしこの都市伝説が嘘なのか本当なのかというのは、かなり難しいと言わざるを得ません。
もちろん大半の都市伝説、例えばコックリさんのようなものに関しては、現代までの研究で「おそらく嘘だろう」という結論が出ています。
なぜ勝手に10円玉が動くかというと、心理学におけるオートマティスム…つまり自分が意識していないにもかかわらず身体が動作してしまう現象が関連しているとされています。
要するにコックリさんが十円玉に憑依して動いているように見えても、実際には十円玉に指を添えている参加者の身体がオートマティスムによって勝手に動いてしまうことが、あたかも心霊現象のように見えてしまうわけです。
このブログでも多く取り扱っている都市伝説やオカルトネタについて、嘘か本当かどうかを一度まとめてみたいと思います。
嘘の可能性が高い都市伝説
冒頭で述べた「こっくりさん」は脚色はあるものの、半分くらいは本当です。しかし正直なところ都市伝説には嘘のような信じられない話がほとんどなんですよね。
だからこそ都市伝説と呼ばれるわけですが(笑)
例えば「某ファストフードのハンバーガーにはミミズ肉が使われている」といった話も有名ですが、これについてもやはり嘘だということが明らかになりました。
確かに食用ミミズの肉というのはあるのですが、実際に調理に使用するとなれば一匹ずつ手作業で開いて砂袋を出すなどの下ごしらえに、極めて膨大な手間をかけなくてはなりません。
それなら最初から大量に供給されている牛肉や豚肉を使った方が安上がりですし、イメージも良いのですからミミズ肉を使うメリットは欠片も無いわけです。この話についてはミンチを作る際に機械から肉が出てくる様子がミミズが出てきているように見えたという話に尾ヒレが付いたものというのが現在の見方となっています。
このように理論的に嘘と言えるものもあるのです。
掲示板が元ネタの都市伝説
また、個人的に2ちゃんねるのような掲示板発祥のストーリー仕立てのものは嘘というか、「小説」「フィクション」といったものだと考えています。
例えば↓のような都市伝説です。
もちろん本当かどうかを確認するすべはありませんが、元ネタと言われる話を読むとどうしても「人に読ませるために面白く話を作っている」という印象が強いものです。
昔から語り継がれる都市伝説
ずっとむかしから語り継がれる都市伝説で、誰もが知る内容のものといえば「フリーメイソン」「合わせ鏡」「口裂け女」「メリーさん」などですね。
ただ最初から既にネタっぽい話ですし、もしかしたら本当かも…?と思っている方は正直少ないことでしょう。ただ、宗教や風水、歴史が関わるものは半分本当とも言えるんですよね。
まとめ
例えばこうした話でよく話題になる秘密結社、フリーメーソンというのは実在している団体ですし、イルミナティも歴史的に見ると実在していた団体でした。
イルミナティに関しては現在も存在しているかどうか不確かな部分がありますが、少なくとも歴史的には、現代の世界を裏で牛耳る秘密結社が存在していたという事実を含んでいるわけです。また、本当の話をベースにした「切り裂きジャック」のようなものもあります。
誰が言い始めたのかわからない。
本当か嘘かもわからない。
これも都市伝説の面白みなんですね。