アメリカのデジタル・ソフトウェア製品の開発業者「Apple」は、日本では特に大人気で知らない人はいません。
Appleと聞いてすぐに思いつくのはスマホのiPhoneですが、スマホ国内シェアは米国は30%なのに対して日本は50%近いってご存じでしょうか?スマホを持っている人のうち、2人に1人がiPhoneを持っているというのは凄いことですよね!
そしてもう一つ。Appleの製品で有名なものといえば、Windowsと相対するパソコンブランド「Macintosh」(Mac)です。
実はAppleのパソコンに「Macintosh」という名前がついたのにはちゃんとした理由があって、それは「マッキントッシュ」という品種のリンゴがあったからなのです。
今回は、Appleのロゴについてやマッキントッシュについて書きたいと思います。
マッキントッシュの品種について
マッキントッシュはリンゴの品種名の一つですが、これは海外で呼ばれている名前です。
この林檎の種子を発見したのはスコットランド系カナダ人の「ジョン・マッキントッシュ」さんです。彼の仕事は農家だったので、自分の庭で見つけた種を育てて、何年もかけて生まれたのがこのリンゴになります。
だからリンゴの名前も本人と同じ「マッキントッシュ」という風に命名したんですね。
ちなみにマッキントッシュは日本名で「旭」と命名されています。なぜ旭という名前がついたのかはわかりませんが…とにかく生産量が少ないので珍しく、美味しいリンゴなのだそうですよ!
Appleのロゴがリンゴな理由
また、「Mac(パソコン)のロゴはなぜリンゴなのか?」という質問もネットで見られましたが、これはもちろんAppleのブランドだからですよね。
Appleだからリンゴ…そのままです。
そもそもなぜ「Apple」なのかという点についてはっきりとした答えはされていないのですが、Appleのロゴデザインをしたロブ・ジャノフ氏によると、創業者であるスティーブ・ジョブズは農場に住んでいたため、そこでアイデアを思いついたと聞いているとのことです。
しかし、Appleのロゴマークをよく見てみると、なぜか一口噛じられていることがわかります。もしかしたら、とっくの昔から気づいてたよ!って方も多いかと思いますが。
実は、これにもちゃんとした理由があります。
雑誌や掲示板などでよく語られるのは、以下の説です。
パソコンの容量を表す単位バイト(byte)には、同じ読み方の違う意味を持つバイト(bite)がある。バイト(bite)には噛む・食いつくといった意味を持つため、2つの意味をかけてリンゴを噛じらせている。
といったものです。
ところが、本当の理由は全然違うんですよ。
ロゴのリンゴが一口噛じられている本当の理由
デザイナーが語るリンゴが噛じられている本当の理由は、
- 『ただの丸い果物ではなく「リンゴ」とわかるようなシルエットにするため』
- 『みんながデザインをさくらんぼと見間違えないようにするため』
という単純な内容です。
よく聞く「リンゴが一口噛じられている理由」は、一見してみると「なるほど…」と頷いてしまうほどよく出来た話ですが、真の理由はわかりやすいようにしただけという非常にシンプルなことだったんですね。
もしかしたら都市伝説なども、似たような形で伝えられてきているのかもしれません。
アップルのロゴデザインについてもっと気になると思った方は、インタビュアーとの対談も読んでみて下さいね。