色の見え方が周りと違う色覚異常。私もそのうちの一人ですが、色が正確にわからないことがバレると「じゃあこの色は?」「コレは何色?」なんて質問攻めにあうことはよくあります。
私の場合は好奇心を持たれることに関して不快感などは全くありませんが、上手く説明出来ないので非常にモヤモヤしてしまいます。
見れば色が違うのはわかるのに、それが何色なのか理解することが出来ないのです。
簡易色盲テストをやってみた
結果は↑の画像の通りです。
リンクはこちら → パネル D-15テスト簡易版
私の場合はDEUTANと完全に一致していますので、2型2色覚者ですね。緑を感じる視細胞がない人のことを言います。
といっても緑色がどんな色かはわかりますし、緑色と茶色の違いもわかります・・・といってもしっかり見えてはいないのでしょうね。しかし、生活していく上での支障は基本的にありません。
でも、色を間違えることはよくあるのです。
色盲の見え方
例えば線で見た色と塗り潰した色が違う色に見えます。薄い線で書いてあるときは橙色っぽく見えていたのに、太字にした瞬間「あ、これ緑色だったのか」と気付くこともよくあります。
昔は絵を描いたりしたこともありましたが、パレットから色をとって塗り始めた瞬間に「あ、色間違えた・・・」って気付くのです。
例えば↑のような画像を並べ、「色盲の人はこんな風に見えている」と言われても何が違うのかあまりわかりません。生まれたときからずっとこの世界ですから、羨ましいとかそういう感情も生まれることはありません。
この画像に関しては微妙に赤色が薄い・・・?ような気もしますが、やっぱりわかりません。
色覚異常の人は学校のクラスに1人~2人レベルでいるらしいですが、実際に会ったことも話したことがありませんのでこの感覚が普通かどうかは怪しいところですね。
男性と女性の色認識の違いに注意
これは脳の問題なのか性格なのか、女性はしっかりと色の違いを指摘するのに対して、男性は7色で色を表現します。
男性からしたら赤茶色でも朱色でも赤錆色でも茜色でもなんでも全部「赤色」なんです。
AとBの色が違うことくらいはわかっていますが、何色かと聞かれたら「赤色」と答えるのです。これは色が認識出来ているかどうかとは全く関係がありません。
ちなみに私からしたらヒールもパンプスもスニーカーも全部「靴」です。
チノパンもカーゴパンツもスラックスも全部「ズボン」です。
また色覚異常者の男性率は非常に高く、遺伝子的な問題であることは確かです。日本の場合は男性が4~6%なのに対し、女性は0.4~1.3%と数値でも表れていますね。
色盲だと就けない職業一覧
- 動力車操縦者(電車の運転士)
- 特定毒物研究者の許可
- 水先案内人
- 航空管制官
- 航空機パイロットと一部の整備士
- 潜水艦乗組員
- 化学薬品を扱ったり電気工事を行う職種
色の見分けが重大事故に繋がる可能性のある職業には就けません。これは生まれた時点で決まっていることなので、どうしようもありませんね・・・。
なりたい職業があったとしても諦めて早めに別の道を探すのが賢い生き方なのでしょう。