リトアニアは美女が多いことで有名ですが、リトアニアのトイレの照明はなぜか真っ青で少し不気味な雰囲気なんです。
普通はトイレの照明といえば電球色か昼白色だと思いますが、リトアニアはなぜ青色を採用しているのでしょうか?
トイレの照明が青い理由と、青色の照明が人に与える効果について解説いたします。
リトアニアってどんな国?
リトアニアはヨーロッパに位置する国で、テレビやネットでは最も美女が多い国とたびたび言われています。
2015年に映画になった『杉原千畝 スギハラチウネ』でご存知の方もいるかもしれませんが、彼の功績のおかげで対日感情が良く親日国とも言われていますね。
しかし、どこの国でもそうですがいいところばかりではありません。
リトアニアはヨーロッパ内では殺人発生率や自殺率がワースト1位です。また、自殺率に関しては世界ランキングでも常に1位と2位を争っています。
さらに女性へのDV率の高さや違法ドラッグも問題となっています。他にも、世界初の未成年にエナジードリンクを販売禁止する法律を施工したことが一時期話題となっており、それは違法ドラッグに手を出す原因をなくすためと言われています。
なぜトイレの照明が青い理由
出典:リトアニア留学日記 http://www.mumyosha.co.jp/topics/rensai/lit/09.html
レストランのトイレが青色、ショッピングモールのトイレも青色…。一体何故なのでしょうか?その理由は、前述した違法ドラッグ問題が関係しているらしいのです。
どうやら「青色の照明には静脈を見えなくする効果があるため、トイレで隠れて違法ドラッグをすることを抑止できる」という理由から採用したとのことでした。
つまり、トイレの照明が青いのはドラッグ対策のためというわけです。それにしても不気味ですね…。
青色の照明が人間に与える効果って?
赤色は警戒心をあげる、緑色はリラックスするなど、色が人間に心理的または生理的な影響を与えることはもはや常識となりつつあります。
青色の照明には精神的に落ち着かせ、冷静にさせる効果があります。
例えば、イギリスのグラスゴー市では景観改善のために照明を青色に変えたところ、犯罪件数が9%も減少したとのことです。それに習って日本では電車の飛び込み自殺を防ぐため、駅構内や踏切の照明を青色LEDに変更した箇所もあります。
「駅のホームに青色照明を設置すると自殺率が84%減少する」と沢田教授らが発表しており、実際に青色照明を採用したところでは未だ自殺者が出ていないそうですよ。
青色照明は世界各国でも採用されはじめており、その効果は大きいようです。
自殺率の高いリトアニアの場合も、ドラッグ抑制だけでなく自殺を思いとどまらせる効果を期待してのことかもしれませんね。