モナ・リザはイタリアの美術家「レオナルド・ダ・ヴィンチ」が描いた油彩画で、日本でも世界でも知らぬ人はいないほど有名な絵ですね。
しかし、このモナリザには多くの謎や都市伝説が残されているのです。
一体どんな謎や噂があるのか?もはや世界一有名といっても過言ではない、モナリザのモデルとなった人物は一体誰なのでしょうか?
モナ・リザの謎とは?
世界中の人々を魅了するモナ・リザには、隠された数々の謎があります。
謎の微笑
絵の中のモナリザは少し微笑んでいるように見えませんか?しかし、微笑んで見えるのは口角の上がった左側だけで、顔の右半分を見ると笑っていません。
モナリザは笑っているようで笑っていないのです。
また、モナリザが描かれた時代では笑うことは卑しい人の振る舞いであるとされたり、精神が錯乱した異常者の行いとされたりするなど蔑まれる行為でありました。
それなのに微笑んでいるように見える。一体なぜ彼女は笑っているのか?未だ多くの研究者による議論の的になっているそうです。
謎の背景が表れる
室内でもなく街中でもないこの風景には、ダヴィンチの理想の世界が描かれているとのことです。
絵の中心を分断して左右を入れ替えると背景が繋がるとのことでしたので、中心線をとって画像を切り貼りしてみました。(↑の画像)
曲がりくねった道に、何もないゴツゴツした山…。これが彼の理想とする世界なのでしょうか?疑問がわきますね。
左右で異なる人を描いている
モナリザの絵を中心から分けてみると、身体の左半分からは女性、右半分からは男性的な印象を受けるといいます。
確かに左半分の口元だけが優しく笑っており、左目の目線もやや外側を向いている。そして左手はすらっとした指なのに対し、右手はやや太め…。つまり、見方によっては男性にも見えるし、女性にも見えるということです。
このような絵を描いた理由として、同性愛者であったダ・ヴィンチが自分の理想とする人間を描いたのではないかと考える説もあるそうです。
モナ・リザのモデルって?
モナリザは「世界でもっとも知られた、もっとも見られた、もっとも書かれた、もっとも歌われた、もっともパロディ作品が作られた美術作品」と言われる作品です。
しかし、そのモデルとなった人物には様々な説があります。例えば…。
- 妊婦であるとする説
- 聖母マリアを描いているとする説
- モナ・リザは中国人奴隷であるとする説
- レオナルド・ダ・ヴィンチ本人の自画像であるとする説
- レオナルド・ダ・ヴィンチの母親であるとする説
などなど。これらはあくまで「モナ・リザのモデルの可能性がある」といわれているもので、一般的とされている説ではありません。
もっとも有力なモナ・リザのモデル
モナリザのモデルでもっとも有力な説は、「リザ・デル・ジョコンド」という女性と言われています。
リザという名前そのままなので、他の説より一番納得出来る気がしますね。
ちなみにイタリア語の" mona "を日本語に訳すと「私の貴婦人」という意味になります。つまり" Mona Lisa "は「私の貴婦人・リザ」ということです。
肖像画に「モナ・リザ」という名前がついた理由も、「リザの夫である『フランチェスコ・デル・ジョコンド』から肖像画制作の依頼を受けた」という記述からであることが、この説の根拠を示しているということなんですね。
まとめ
モナリザはここに挙げた以外にも様々な謎や噂が流れています。さすがに世界一有名なだけあって、色々な説が出ていますね。
これだけの長い期間が経っても未だに解明されないモナリザの謎は、本当に様々な意味を込めて作られているのでしょうか。
真実はダヴィンチにしかわかりませんが、これから謎は解かれていくのでしょうか。色々と気になるところです。