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『天空の城ラピュタ』に登場する滅びの呪文「バルス」。
Twitterでは、映画内でバルスと発声されるときと同じタイミングに「バルス!!」とツイートする「バルス祭り」が、今やファンの間で恒例行事となりつつあります。
しかし、巷では「バルスの投稿が禁止され、Twitterの罰則規定に追加された」という記事が出回っているのです。これはネタ?それとも本当なのでしょうか?
「バルス」投稿禁止のお知らせ
過去の放送時には、大勢の人が同じタイミングで「バルス」を呟くことによって、Twitterへのアクセスが集中してサーバーがダウンするなんていうこともありました。
そのため、ツイッターJP社は今回バルスの投稿を罰則規定に追加し、呟いた人にはアカウント凍結などのペナルティが課される…とのことでした。
もちろんこれはガセネタです。
わざとネタとわかるようにしてあるのだと思いますが、記事の内容をよく読むとおかしいことに気が付きますね。
- " 「インターネット特定単語書き込み禁止法」に基づく措置 "
→そんな法律はありません! - " 最高で懲役5年、罰金一億円が課される "
→厳しすぎです! - " 大量のツイートがサーバーに負荷をかけ、熱帯性高気圧の発生率が増加 "
→それだけで高気圧は発生しません! - " 結果として猛暑となり、経済的損失は9京円を超えるという "
→国が潰れます!
ということでこれはデマです。気にせず「バルス!」と呟いてくださいませ。
バルス禁止のソース(元ネタ)とは?
新聞の記事をスキャンしたようなバルス禁止の画像を見て驚いてしまいがちですね。しかし、当然これも作られたものです。
嘘とわかるソース元としては、実際にありそうだけどない内容を記事にする「虚構新聞」が有名ですが、2016年度版「バルス禁止のお知らせ」のソースはここではありません。
実はこの"「バルス」投稿禁止"の画像は2013年からあるものなのです。調べてみたら、pixivの投稿イラストであることがわかりました。↓はpivixのリンク画像です。
前回もバルス規制のネタ記事が
2011年に放送されたときにも、バルスの投稿をやめましょうというネタ画像が出回って話題を呼んでいました。
「Twitter負荷集中回避のご案内」というそれっぽい内容に加え、デザインもTwitterらしいものとなっていて一瞬騙されそうになりますね。
公式も応援するバルスのつぶやき
今のところ「バルス」のツイート数は年々増加しており、初めてサーバーがダウンした2011年は25,088TPS、2013年度は143,199TPSでした。
TwitterJP社はバルスの取材に対して、「このようにTwitterを活用してくれることはありがたい」と答えていました。
また、金曜ロードショーを放送する日テレが「バルス!!みんなの時刻予想」なるサイトを製作して、みんなで呟こうと呼びかけていました。
投稿時間を予想してみた
せっかくなので私もバルスが唱えられる時間を予想してみました。参考として、バルスのタイミングについて解説してあるサイトがありました。
バルスは、本編開始から1時間55分5秒後に宣言される。また、ムスカの「3分間待ってやる」発言から65秒後の宣言でもある。
但し地上波の放送の場合は途中にコマーシャルが入り中断されるため、その分遅くなる点に注意が必要である。
出典:バルス http://www.wdic.org/w/WDIC/%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%B9
番組は21:00にスタートするのでそのまま足せば22:55:05となるのですが、実際はCMの時間を考慮にいれなければならないということです。
なので、考える必要があるのはCMの時間ということになります。ラピュタの上映時間は124分、番組の放送時間は154分ですので、CMの時間は30分ですね。
CMの時間がどんな振り分けかはわかりませんが、15分毎に3分のCMがあると仮定するなら、115.05分+(CM3分×9回)=142.05です。
よって、バルスの時間は「23:22:05」と予想します!
まとめ
『天空の城ラピュタ』は2016年1月15日の放送で、15回目のテレビ放送になります。
もう何回も見たよという人も多いのではないでしょうか。むしろ、バルスを見るためにラピュタを見ているという人すらいるのではないかと思うほどです。
今回のバルスは何ツイートいってしまうのか…気になるところです。