お笑い芸人の中では「禁断のリズムネタ」とも言われ、リズム芸は一発屋で終わってしまうことがほとんど。一度聞くだけで耳に残りやすいリズムネタ芸は爆発的な人気が出やすい反面、すぐに飽きられて消えてしまいます。
2015年にもリズムネタでブレイクしたお笑い芸人はいたものの、そのほとんどが既にテレビで見かけなくなってしまいました。
個人的にはリズムネタは結構好きなのですが、つまらないと感じる人も多いようです。今回は個人的にブレイクしていたと思われるリズムネタ芸人をまとめました。
※紹介している動画は全て公式です。
ほぼ消えかけ?リズムネタ芸人
たまにバラエティ番組に出演しているが、最近見ないなと感じる「消えかけ」なお笑い芸人たちです。
8.6秒バズーカー - ラッスンゴレライ
2015年に最も注目を集めたリズムネタ芸人ではないでしょうか。
「ラッスンゴレライ」という意味不明な言葉と軽快なリズムが面白いです。「ちょっとまってちょっとまってお兄さん」というフレーズも耳に残り、知らない人はいないほどの人気となりましたが、既に一発屋のオーラを漂わせています。
一時期は「落寸号令雷」やら「反日」なのではと話題になったこともありましたね。
クマムシ - あったかいんだからぁ♪
あったかいんだからぁで大ブレイクしたお笑い芸人。
たまにバラエティ番組で見かけることがあり、PON!のレギュラー出演も決定したとのことで、消えかけながらも地味に長生きするかもしれないですね。
「あったかいんだからぁ♪」のみではなくシングルCDを合計4枚も出しており、今では芸人よりも歌手のようになっている気がします。
どぶろっく - もしかしてだけど
「もしかしてだけど」のフレーズで勘違い男を演じるネタでブレイク。
半年前には「○○な女」という新ネタを出すなど、ネット上ではかなり人気があるように見えます。
消えたと思ったらたまに復活する芸人です。
COWCOW - あたりまえ体操
なんともシュールな「あたりまえ体操」が面白い。
リズムネタで人気を集めたものの芸歴は20年と長く、あたりまえ体操以外にも漫才やコントも出来るため、リズムネタ芸人としては消えても完全に消えることはなさそうです。
バンビーノ - ダンシングフィッソン族
「ダンソン フィーザキー トゥーザ フィーサーザ コンサ」と言いながら踊り「ニーブラ!」でとどめを刺すネタで大人気です。
しかしラッスンゴレライの8.6秒バズーカーに続いて既に消え気味です。
たまに漫才をやりますが基本的にはこの「ダンソン」で、8.6秒バズーカとコラボしたり、カッコイイリズムにあわせてダンソンを踊ったりするネタもあります。
完全に消えた一発屋リズム芸人
急速に名前が出てきて人気を集めては、速攻で消えてしまったいわゆる「一発屋」のリズムネタ芸人たちです。2015年に一回も見てないかもしれません。
藤崎マーケット - ラララライ体操
軽快な動きで人気となったラララライ体操。
今では「リズムネタは危険、麻薬のようなものだ」と警鐘を鳴らし、「リズムネタ撲滅キャンペーン」という自作の小冊子を配布して周るほどです。
既に消えてしまった彼らは自分の経験を活かし、「コンビ名でなくネタの名前で呼ばれたら終わり」「歴史は繰り返される」など名言のような面白い言葉を残しています。
ジョイマン - 脱力系ラップ
ノリだけは良い意味不明なラップで人気を集めました。
「ありがとう、オリゴ糖」「I want you 墨汁」のようなダジャレを連発し、ノリだけで押し切る芸ですが面白い。
レギュラー - あるある探検隊
「あるある探検隊」で一瞬だけブレイクした芸人…今は何をしているのでしょうか。
ネタ中のテンションは非常に高く、「ネタ自体はつまらないが、動きは面白い」という評価だったようです。
世界のナベアツ - 3の倍数
3の倍数でアホになるネタで一瞬だけ人気となりました。
3の倍数と3の付く数字でアホになるといった派生系は多少ありましたが、これ以外のネタはなく正に「一発屋芸人」です。今では芸人をやめ、桂三度として落語家の道へ進んだようです。
コウメ太夫 - コウメ日記
「チクショー!」と叫ぶネタで人気となったエンタ芸人
今では「ジャクソン太夫」というネタもやっていますね。完全に消えたと思いますが、お笑い芸人のフジモンがコウメ太夫の真似をするため、たまに思い出されます。
波田陽区 - ギター侍
「○○ですから!残念!」のフレーズで本当に一瞬だけブレイクしたエンタ芸人。
今では一発屋芸人というコーナーでの出演以外、ほとんど見られません。
2700 - 右ひじ左ひじ交互に見て
「右ひじ左ひじ交互に見て」のリズムネタでブレイクしました。
知り合いからはつまらないとよく言われますが、個人的には結構好きな芸人です。多くのリズムネタを持っていますが、同じリズムを使いながらネタの中身だけを変えることが出来ない芸風ですね。
一瞬過ぎて知らない人もいるかもしれません。リズムネタながらもコントのような感じです。
おまけ 殿堂入りリズム芸人
リズムネタでも消えることなく人気を保ち続けることが出来ている人もいます。
テツandトモ - なんでだろう
最近はテレビでめっきり見かけないベテラン(?)芸人です。
今では有名な話ですが、彼らは地方営業に引っ張りだこで年収は1億を超えると言われています。
1ヶ月間ほとんど休みなく全国に飛び回ることもあり、営業本数は月20本・年間で150本以上もあるとのことです。実際に見ることは少なくなりましたが、あまりの人気っぷりに脱帽ですね。
オリエンタルラジオ - 武勇伝
「武勇伝」のネタでお笑い芸人としてデビューしてから速攻で大ブレイク。半年後にはレギュラーを獲得し、1年後には冠番組を取得するほどの人気を得ました。
しかしせっかく手にしたレギュラー番組10本もたった数年で全て消えてしまい、終わった芸人と噂になったこともありました。
その後、「インテリの中田」「チャラ男の藤森」というキャラを確立して復活。その間に二人はトーク力に磨きをかけ、お笑い芸人としての完成度を高めました。
今では多くの番組に出演をし、様々な場所で見かけることとなりました。そしてパーフェクトヒューマンでまたもや大人気に。
小島よしお - そんなの関係ねぇ!
海パン姿で「でもそんなの関係ねぇ!」と叫び続けるスタイル。どう見ても一発屋にしか見えないネタでしたが、今でも消えることなく多くのメディアに出演しています。
消えない理由として、「ターゲットを子どもに絞っている」というだけでなく「人柄・性格が良い」という業界の評判もあるからとのことです。
早稲田大学卒業ということでクイズ番組にも出演したり、マッチョなスタイルを維持していたり、出来ることがたくさんあるというのも強みなのでしょう。
まとめ
他にも「ムーディ勝山」「バカテンポ」「ですよ。」など多くのリズムネタ芸人がいますが、あまり大人気となったようには感じなかったので省きました。
今ではエンタの神様やレッドカーペットなどのネタを発表する番組が減り、新しい芸人を見ることは少なくなってしまいましたね。
藤崎マーケットのリズムネタ撲滅キャンペーンにより減っていくのか、それとも新たに大ブレイクするリズムネタが出てくるか、来年も楽しみにしています。
今消えかけている芸人も新たなキャラやネタで息を吹き返すかも?