つけおくだけで簡単に洗える洗剤、「ドライニング」って知ってますか?
ドライマークのついた衣類をクリーニングに出すことなく、家庭で洗濯をすることが出来るものです。普段着のセーターなど、クリーニングに出すほどではない服でも気軽に洗えるのがとても便利です。
制服やおしゃれ着などの繊細な服も、洗剤を溶かした水に短時間つけておくだけなので服を傷めにくいんです。
ドライニングとはどんな洗剤?
水洗い処理不可+ドライマークのついたものでも洗えます。
成分はヤシ油を主原料とした界面活性剤にオレンジオイルを配合したものです。オレンジオイルは油汚れを落とす洗剤として、それ単体でもよく使われていますね。
また、酵素配合で汚れを落としやすく、肌や環境に優しく作られており、短い時間つけおきするだけでOKです。
そのため、おしゃれ着だけでなく、型崩れが心配なネクタイや毛布などの大きなものもさっと洗えます。
ドライニングの使い方
基本的な手順<厚手の衣類の場合>
- つけおき:5~10分間
- 脱水:30秒間
- すすぎ:20~30秒間
- 脱水:10~15秒間
といった感じです。
毛布や夏物など、服によって洗濯方法が説明書に書いてあるので、それを確認しながら洗濯します。短い時間で簡単に洗えますね。
洗濯機や脱水機を使わずとも一度目の脱水は手で押し絞り、2度目の脱水はタオルドライでしっかりと乾かすというやり方でも大丈夫です。
衣類をつけおきする場所
環境に配慮しており、そのまま流しても大丈夫なので水が貯めれる場所ならどこでも洗えます。
小物は風呂桶やカゴで、スーツや毛布などは洗濯機の中やお風呂場に貯めれば、くしゃくしゃに小さくする必要がありません。
まとめ
おしゃれ着用の洗剤は他にもありますが、つけおき洗剤は結構少ないです。洗濯ネットにいれても、長時間水につけたり、かきまぜたりしていれば傷みやすいものです。
ドライニングは1回の洗濯を費用換算すると、洗うものにもよりますが数十円程度です。クリーニングに毎回出すのは面倒だし、費用もかさみますので家計に優しいですね。
綺麗に洗うポイントとしては、「説明書に書いてある時間・容量などを守る」ということですね。洗剤の量が多過ぎたり、長くつけ過ぎたりすると色落ちする可能性がありますので、適量が一番です。
しかし、絶対に失敗出来ないような高級服などは、クリーニング屋さんに出してしまうのが一番安心なんですよね~。気軽に使えるのが、家庭用のいいところですね!